大阪市の橋下市長が次の衆議院選挙を見据えて作った大阪維新の会の政権公約、「維新八策」の詳しい中身が分かりました。
憲法改正や年金制度など国の仕組みを根本から変える内容となっています。
関西テレビが入手した維新の会の政権公約のたたき台。
「日本再生のためのグレートリセット」という表題がつけられ、国政に関わる項目が並びます。
代表を務める橋下徹大阪市長が13日夜に所属議員に説明したこの「たたき台」には、坂本龍馬の国家構想「船中八策」にちなんた「維新八策」という公約の8つの柱が記されています。
そのうち、「年金制度」については積立方式と掛け捨て型の併用に切り替えるなど大胆な提言を。
さらに、「統治機構の作り直し」には多くの項目が。
中には「首相公選制」や「参議院の廃止」など、憲法の改正が必要な項目も明記されています。
【有権者】
「年金制度ね『掛け捨て』というのは過激すぎる」
「憲法改正については好きじゃない、今の法律がなじんでいるから」
「参議院廃止、大胆でいいと思う。結局要らないですからね、人がいるだけ」
さまざまな議論を呼ぶ「公約」のたたき台。
既成政党は距離を置く姿勢を見せています。
【民主党・輿石東幹事長】
「私は二院制が必要だと思いますから、そう簡単にいかないと思っています」
【自民党・石原伸晃幹事長】
「言うのは簡単なんですね」
「首相公選制はわが党の公約ではない、参議院の廃止もわが党の公約ではない」
【公明党・山口那津男代表】
「議論、価値判断をどこまで重ねられたのかということについてはもう少しご意見を伺ってみないといけない。いささか性急な印象を受けます」
維新の会は今後、約2週間でより具体的な骨子を作成し、来月開講する「維新政治塾」で塾生とともに仕上げる予定です。
その政治塾にはこれまでに約3300人が応募していますが、その1人である民主党の高橋昭一衆議院議員が14日、党に釈明しました。
【釈明を終えた高橋議員】
「まさに『火中の栗を拾う』ということであります
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