「鉄仮面」の愛称で親しまれた初代「のぞみ300系」が来月引退するのを前に、17日から特別車両が運行され、鉄道ファンたちは一時代を築いた300系との別れを惜しみます。
大勢の人が待ち受ける中、新大阪駅に到着したのは引退を間近に控えた「のぞみ300系」です。
1992年に初代「のぞみ」としてデビューした「300系」は、最高時速が「ひかり」より50キロ速い270キロと、新幹線の高速化を牽引。
先頭車両の形から「鉄仮面」の愛称で親しまれてきました。
しかし、より速い省エネタイプの新型車両が次々と登場し、来月16日で20年の歴史に幕を閉じることになりました。
引退までは「ありがとう」のステッカーが貼られた特別車両が運行され、その雄姿を写真に収めようと多くの鉄道ファンたちが詰めかけました。
【鉄道ファン】
「鉄道雑誌で情報仕入れて、記念に写真に残そうと思って来た」
「引退は心の準備していなかったのでショックです」
「一つの時代を作った新幹線なので、なくなるのは寂しいですね」
この特別車両は引退までに週に1日で合わせて8回運行されるということです。
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