大阪市の橋下徹市長は17日午後、参議院予算委員会の委員と意見交換を行いました。出席した委員からは、「大阪維新の会」の政権公約に関する質問が相次ぎました。
主に「大阪都構想」について意見交換するはずでしたが、委員からは橋下市長が代表を務める「大阪維新の会」が公表した政権公約“維新八策”についての質問が相次ぎ、中でも「参議院廃止」案を意識している様子でした。
自民・山本一太氏は「今の衆議院そのまま残したってよくなるとは限らないから、新しい参議院的なシステムの方を残してもいいと思うんで。」
こうした意見に対し橋下市長は「自らの院の存在意義はね、参議院の皆さんは否定できないでしょうから。衆議院の方がいらないんだとかね。府庁と市役所のかつての争いのように感じましたね」と話していました。
国政進出を狙う「維新の会」に対する既成政党のけん制が見え隠れしました。
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