「陰陽師」で知られる安倍晴明の関連グッズをめぐり、京都の晴明神社と隣の土産物店が対立していた問題で、土産物店がグッズの販売を中止することを決めました。
安倍晴明をまつる京都市の晴明神社は、隣の土産物店で販売されている商品が「神を冒とくしている」として、この店の商品を境内に持ち込まないよう求める看板を境内に設置していました。
一方の店側は、看板のせいで売り上げが激減したとして、裁判所に撤去を求める仮処分申請を行いました。
京都地裁は和解を勧告したものの、神社側は今月10日、「いかなる条件でも和解はできない」とこれを拒否。
土産物店は、らちがあかないと判断して20日に仮処分申請を取り下げ、安倍晴明の名前が入った商品などの製造・販売を中止することを決めました。
【参拝客】「神社のものにあやかって作っているのは、ちょっとどうかなと思う」
【参拝客】「だいぶ前から販売しているみたいだから、どうせ言うならもっと早く言ったらよかった」
【参拝客】「仲良くしていったらいいんじゃないか。よい方法があれば・・・せっかく隣同士なんだから」
土産物店は「晴明神社と良好な関係を持てるならそれに越したことはなく、裁判所の決定をいただくのは好ましくないと判断した」とコメントしています。
今後は外国のお守りやアニメキャラのグッズなどを販売するということです。
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