経済産業省の原子力安全・保安院は29日、京都と滋賀を訪れ、関西電力大飯原子力発電所3号機4号機のストレステストの結果を説明しました。
両知事は再稼働に反発しています。
京都府の山田啓二知事の元を訪れた原子力安全・保安院の審議官。
保安院は、大飯3号機、4号機はストレステストの結果、「福島第一原発を襲ったような地震や津波が来ても同じ事態にならない対策ができている」と説明しました。
しかし、保安院が先月示した新たな安全基準について「まだクリアできていない部分がある」と説明したことに、山田知事は不信感を露わにしました。
【京都府・山田啓二 知事】
「今の段階では、まだ安全性としては、完全になっていないという事でか?」
【原子力安全・保安院 審議官】
「安全性というのは、中々難しい言葉で、どこまでのという言葉があると思います」
【京都府・山田啓二 知事】
「とりあえずやった、という風にしか聞こえないんですけど。規制をしないといけない事項があると言っている段階で、さあ、GO(再稼働)というのは乱暴じゃないですか?」
「安全対策を講じないで福島事故と同じくらいの(地震津波)だったら耐えられますよみたいな話で、原子力発電所を動かして下さい(と言われても)それは了とはできない」
次に訪れた滋賀県の嘉田由紀子知事からは、ストレステストの判断そのものに疑問が投げかけられました。
【滋賀県・嘉田由紀子 知事】
「論理的に考えて、福島事故の原因究明ができていないのにどうして対策がとれるんでしょうか」
嘉田知事は「再稼働を焦らないでほしい」とクギをさしました。
政府は再稼働に必要な地元の同意の対象に「滋賀や京都は含まない」との認識を示していて、山田知事はこの日、保安院に対し「政治判断より前に関係府県に説明するよう枝野大臣に伝えてほしい」と要求しました。
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