4日、政府が関西電力大飯原発3号機と4号機の再稼働に向けて関係4閣僚が協議しましたが、この中で、野田首相が新しい安全基準の策定を指示したことに対して、京都府の山田知事は次のように述べました。
【京都府・山田知事】「福島第一原発の事故の原因、状況をふまえる形で安心・安全対策を講じるべきだと、きわめて当たり前のことを申し上げていたので(政府が新たな基準を策定するのは)非常に当たり前のことだと思う」
また、再稼働に「地元の理解」を求める政府の姿勢に、滋賀県の嘉田知事は反発しました。
【滋賀県・嘉田知事】「『理解』とは何なのか。昨日、官房長官は(『理解』は)『同意』ではないとはっきり言ったようだ。(大飯原発の)影響を受ける地元、被害を受けるかもしれない地元として『同意』(する権限)は求めたい」
政府は、新たな安全基準の案を今週中にとりまとめて、原発のある地元に再稼働への「理解」を求める方針ですが、隣接する自治体からの反発は避けられそうにありません。
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