京都府亀岡市で無免許の少年の車にはねられ10人が死傷した事件から、1週間となります。
7歳の娘を亡くした両親が30日、現在の思いを語りました。
3人が死亡、7人が重軽傷を負った凄惨な事件から30日で1週間。
現場にはこの日も多くの人が献花に訪れました。
事件で亡くなった小谷真緒ちゃん(7)の祖父は、孫が最期の時間を迎えた場所を確かめるかのように、何度も道路を手で触っていました。
真緒ちゃんの両親は取材に応じ、現在の心境を語りました。
【母・絵里さん】「1週間が経ったとか全然わからないし、信じられない」
【父・真樹さん】「日が経てば経つほど、普段の生活に戻ろうとすればするほど、真緒がいないという悲しみが大きくなっている。元気でやさしくて面白くて、よく話をしてよく食べて、よく寝て夢もいっぱい持っていて、子どもらしい、いつもこっちが楽しませてもらえる、元気にしてもらえる子どもでしたね」
両親は事故当時の様子が分からないことに、無力さを感じているといいます。
【母・絵里さん】「真緒は最後どこにいて、誰が手をかけてくれてしゃべったのか、動いたのかというのが知りたいです。真緒も、みんなも、通学路を真っ直ぐ歩いてただけじゃないですか」
この事件では、28日に小学3年生の横山奈緒ちゃん(8)が亡くなり、死亡者は3人となりました。
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