1日午前、兵庫県宝塚市で、軽自動車と接触した乗用車が反対車線に飛び出し、あわせて6台が絡む事故が起きました。
この事故で、5人が重軽傷を負いました。
何度も衝突を繰り返し、元の形をとどめていない乗用車。
1日午前9時前、宝塚市を安倉西を通る県道の交差点で、事故は起きました。
【記者リポート】
「目撃者によりますと、事故を起こした車は、スピンをしながら次々と車に衝突し、やっとここで停まったということです」
あわせて6台が絡む事故はどのように起きたのか。
乗用車は、赤信号で停まろうとした軽自動車を左から追い抜こうとして接触、そのはずみで反対車線に飛び出しました。
【最初に衝突された軽自動車の運転手】
「信号待ちをしている時に、後ろからする抜けて行った。よっぽど急いでいたのか、あれだけのスピードで・・・」
反対車線に飛び出した乗用車は、信号待ちをしていたトラックと軽自動車に衝突。
【反対車線で衝突された軽自動車の運転手】
「前の車にあたってスピンしながら自分の車にダーンと当たった。逃げようがない、あっという間。ここにジュースを置いていたけど、吹っ飛んでどこに行ったか分からない」
さらに、事故の衝撃で乗用車とトラックのタイヤが外れ、別の2台を直撃しました。
この車は、後ろの窓ガラスが粉々に。
【タイヤが衝突した車の運転手】
「ガンガンという大きな音と、車の部品が飛び散って、バックミラーでずっと見ていたけど、タイヤが飛んできて、(後ろのガラスに)当たった」
この事故で、乗用車を運転していた42歳の男性と一緒に乗っていた高齢の両親が重傷、衝突された車の運転手2人が軽傷を負いました。
警察は、乗用車の運転手が信号無視をした疑いがあるとみていて、回復を待ってから自動車運転過失致傷の容疑で事情を聞く方針です。
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