関西空港でかわいらしいビーグル犬が活躍しています。
自慢の嗅覚で旅行客の手荷物をクンクン…。
そのターゲットは、国内に持ち込みが禁止されている肉製品です。
空港にあらわれた、何とも愛くるしいビーグル犬。
しっぽを振りながら、旅行客の手荷物に近づいて、クンクン。
何かを探しているようです。
この「ペニー」と「スポーティ」、実は国内に持ち込みが禁止されている肉製品を嗅ぎ分ける『検疫探知犬』です。
おや、ペニーが匂いにぴんときたようです。
ちょこんと座り、検査官に知らせます。
【旅行客に声をかける検査官】
「食品をお持ちのようなので、検査になったので、全部一応開けさせてもらいます」
手荷物の持ち主は、中国から帰国した女性。
中から出てきたものは…中国製の豚肉のソーセージでした。
【旅行客に説明する検査官】
「日本の法律上、持ち込めないことになっています。申し訳ないのですが、ここで放棄していただけませんか?」
日本では、口蹄疫などの伝染病が発生している国から肉製品を持ち込むことが禁止されています。
また、その他の国から肉製品を持ち込む場合にも、検疫所に届け出をしなければなりません。
【動物検疫所主任検査官・横尾昭恵さん】
「食品用に加工されているものでも、病原体の残っている率はかなり高い。食べる分には問題ないかもしれないけど、そのウイルスや細菌を牛や豚、鳥が拾った場合、発病に至る可能性が高い」
動物検疫所が4年前に探知犬を導入したところ、摘発件数は倍以上に。
今では年間で約6000件にのぼっています。
ペニーとスポーティはおとなしい性格で、人を見てもけっして吠えたりしません。
1歳のころからアメリカで訓練を積んできたその腕前を、披露してもらいました。
10個の箱のうち、2つだけに肉製品が入っています。
ペニーは嗅ぎ分けることができるでしょうか。
(迷うことなく、肉製品が入った箱の前でちょこんとお座り)
お見事です!
この日取材をした中国からの便だけでも、3人の旅行客が禁止さ
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