近畿各地は21日、この秋一番の寒さとなり、山間部では初雪が見られました。
兵庫県養父市の氷ノ山は、山頂から標高800m付近まで雪化粧し、まだ紅葉が残る麓との鮮やかなコントラストが見られました。
氷ノ山では、去年は初雪が10月に見られましたが、今年は記録上最も遅く、スキー場の関係者は、来月3日のオープンを前にようやく降った雪に胸をなで下ろしていました。
【スキー場関係者】
「いつ降るかと天ばっかり仰いでいた」
「クリスマスくらいに滑れるくらいに降ってくれたら嬉しい」
一方でこんな人も…。
【新聞配達員】
「僕らは地獄です。この仕事しとったら。渡り鳥みたいに南に行きたいですわ」
また、滋賀県米原市の伊吹山でも初雪が降りました。
山頂へ向かう伊吹山ドライブウェイには3cmの雪が積もり、今シーズン初めて通行止めとなりました。
奈良市でもこの秋一番の冷え込みです。
21日の最低気温は5度。
前日より10度以上も下がりましたが、これでようやく平年並の寒さだそうです。
【記者レポート】
「東大寺の南大門前では、観光客が防寒具に身を固め、鹿もこうして地面から暖を取っています」
石畳や土の温度が気温を上回り、シカも熱が逃げないよう身を丸めていました。
観光客も急な寒さにすっかり冬の装いです。
【千葉からの修学旅行生】「寒いです!」
【東京からの観光客】「寒いですね今日。びっくりするくらい」
「きのうは袖がないダウンでいられたけど、それだけじゃいられないので着込んできました」
平野部でも冬の訪れを感じるようなこの寒さは22日がピークで、今週いっぱい続くということです。
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