兵庫県姫路市で、女性の履歴書が入った郵便物を横領したとして起訴された元郵便配達員の男が、他にも4通の郵便物を横領した疑いがあることが分かりました。
その中身はいずれもJAFの会員証で、男は容疑を認めています。
姫路市の元郵便配達員・松本忠和被告(38)は、女性の履歴書が入った郵便物を横領したとして先月、逮捕・起訴されました。
松本被告は逮捕前、関西テレビの取材に対し、こう話していました。
【記者】「他に配達しなかったり勝手に開封したケースは?」
【松本被告】「一切ないです」
【記者】規則に反するようなことは他には?」
【松本被告】「関わってません」
かたくなに余罪を否定していた松本被告。
しかし、その後の捜査で、松本被告の自宅から他人の郵便物が4通見つかり、中身は全てJAFの会員証だったことが分かりました。
そのうち一通は50歳代の女性宛てのもので、松本被告は「以前見かけて好意を持った」と供述しています。
一方、残りの3通は男性宛てで、「投函方法で苦情を言われたため、腹いせにやった」「嫌いな同僚のせいにしてやろうと思った」などと容疑を認めているということです。
警察は、この4件についても横領の疑いで11日書類送検しました。
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