この夏の電力需給について、10日、関西電力の大飯原子力発電所が再稼動すれば電力は賄えるとの試算を政府が公表したことについて、近畿で様々な反応が出ています。
【橋下徹・大阪市長】
「当初、もっともっと足りない足りないっていう話しだったんですよ。なんやかんや言いながら、どんどんどんどん足りてくるっていう話になってきている」
10日、政府の有識者会議は、この夏の電力需給について、関西電力管内では最大で14.9パーセント電力が不足するとの試算をまとめ、大飯原発が再稼働すれば電力不足は解消できるとの関西電力の試算を公表しました。
関西電力は、今月4日に大飯原発が再稼働しても電力不足に陥ると試算したばかりです。
こうした動きについて、大飯原発の再稼働に慎重な姿勢を見せていた近畿の自治体トップは様々な反応を見せています。
【橋下市長】
「需給データについては政府はこれ以上進めないわけでしょ。今度はその数字を基にして我々は次の行動を考えないといけない。20%ぐらいの計画停電となれば、これから計画練られるでしょうが、関西の府県民がどう考えるでしょうか」
【嘉田由紀子・滋賀県知事】
「最初から計算していたようなほとんど出来上がったストーリーのような数値が出てきた。1ヵ月前にも持っていたんじゃないですか。ようやくスタート点に立ったっていう感じ」
【山田啓二・京都府知事】
「こうなってくると安全について地元の理解を得るというのはしばらく置いちゃったのかなという感じがする。政府は需給関係だけで、安全問題は見切り発車されるのかなという感じが見えてきています。安全性を誰が責任を持っているんですか」
この夏、20%とも言われる厳しい節電で乗り切るのか、原発再稼働で乗り切るのか、市民は・・・
【大阪市民】
「いろんなことを言っているから何がホンマか・・・」
「原発を動かそうとしていることを前提に言っているなと思うけど、本当に足りなかったらどうしようかというのが不安」
「それだけ(原発)設備を作ったから、『それを捨ててしまうのは』というががあるん
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