奈良市議会の議長選挙で、米5年分などと引き換えに議員に買収をもちかけたとして起訴された前の議長に大阪地方裁判所は有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは奈良市議会の前議長・山本清被告です。
判決によりますと山本被告は去年6月、奈良市議会の議長選挙で自分の会派の候補を当選させるために無所属の議員に白票を入れるよう持ちかけ、見返りとして現金20万円や米5年分を提示しました。
判決で大阪地裁は「会派の候補が落選し、存在感が薄れることに焦りを感じ及んだ犯行は自己中心的で、酌量の余地はない」と指摘、懲役8カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
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