近畿各地では、正午を中心に落雷などが発生し天気が急激に荒れました。
神戸市では、落雷を受けたとみられる工事作業員の男性が、意識不明の重体にっています。
姫路市では午後3時過ぎ、天気が急激に変化。
近畿地方では、大気が不安定な状態となり、正午前から各地で荒れた天気となりました。
神戸市北区では、午前11時20分ごろ、「神戸三田プレミアム・アウトレット」で行われている増設工事の現場で、作業員の男性(43)が倒れているのが見つかりました。
男性は意識不明の重体です。
【店にいた人】
「空が真っ暗になって、落ちたような雷の音が3回ぐらいした、店のなかでキャーって言っていた」
警察などによりますと、当時激しい雨が振ってきたため、工事現場では責任者から退避するよう指示が出ていて、男性が金属製の通路を歩いていたところ、雷が落ちたということです。
また、雷によって火事も起きています。
大阪府箕面市では電柱に落雷し、電線でつながっている住宅の配電盤から出火し、外壁およそ5平方メートルが焼けました。
けが人はいませんでした。
【消火活動に当たった人】
「ガーンという音がして、外に出てみたら炎が屋根の上まで上がっていた」
電柱への落雷は、ほかにも京都市でも確認されています。
また、関西電力によりますと、これまでに17000軒以上が停電し、兵庫県の一部で現在も停電が続いています。
【停電になったコンビニの店員】
「電気がいきなり止まって、2時間ぐらい停電していた、一番困ったのはアイスクリーム、あとレジ、商品がだめになるから」
また、阪急電鉄では、京都線の茨木市駅と高槻市駅の間で停電となり、午後3時40分からおよそ40分間運転見合せとなりました。
落雷の影響の疑いもあり、原因を調べています。
近畿地方では、29日いっぱい大気の不安定な状態が続くとみられ、引き続き急激な天気の変化と落雷などへの注意が必要です。
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