タコで有名な兵庫県明石市に対抗しようという、何とも強気な自治体が現れました。
相手はあの「おしい!広島県」です。
【明石市民】
「日本一は明石ダコ」
「エビとかカニを餌として食べてるので味がいい」
マダコの漁獲量が年間約1000トンと、日本一を誇る兵庫県明石市。
味や身のしまりが良く、『明石のタコ』は全国的に有名です。
【記者リポート】
「タコといえばここ兵庫県明石市ですが、このタコに対抗しようと、広島のタコが乗り込んできました」
【面会する明石市・泉房穂市長と広島県三原市・五藤康之市長】
「負けませんよ」
「負けませんよこっちも。タコと言えば明石市ですから」
市役所にタコをもって乗り込んできた広島県三原市の五藤康之市長。
広島出身のタレントもいます。
その目的は、『三原のタコ』の売り込みです。
【広島県のプロモーション映像(おしい!THEMOVIE)】
「このたび、広島県観光大使に任命されました有吉弘行です。新しいスローガンは『おしい!広島県』です」
「良いものがあるのに知名度が上がらない」ことを逆手にとった広島県のスローガン「おしい!広島県」。
三原市はタコの漁獲量が年間約100トンと、明石市には遠く及びませんが、地元ではその食感が評判で、「タコ天」や「タコ飯」が人気になっています。
「おしい!」ではなく、「おいしい!」ということを全国にアピールしたい三原市。
まずは、たこで有名な町に認めてもらいたいという何とも単純な理由から、明石市にやってきました。
【三原市・五藤康之 市長】
「是非きょうは、明石焼きに明石のタコと三原のタコを入れたものを食べ比べてほしい」
(明石のタコが入った明石焼きの味は?)
【明石市・泉房穂 市長】
「いつも通りおいしいです」
(三原のタコの方は?)
【泉市長】
「おいしいですね。でもやっぱり明石市長としては明石に軍配をあげたい。おいしかったことは認めます」
「明石のタコはこしがある、歯ごたえがある。三原はやわらかくてまろやか」
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