滋賀県甲賀市が発注した下水道工事の入札で、業者側に設計金額を漏らした疑いで甲賀市の職員が逮捕されました。
競売入札妨害の疑いで逮捕されたのは、甲賀市上下水道部下水道課に勤める松岡宏治容疑者(36)と、業者ら3人です。
調べによりますと松岡容疑者は去年6月、市の下水道工事の設計金額を入札の前に甲賀市の土木建築会社村木興業の取締役・井上正彦容疑者(52)ら2人に伝えて、入札を妨害した疑いが持たれています。
入札の結果、工事は村木興業が最低制限価格を少し上回る7838万円余りで落札していました。
調べに対し松岡容疑者は容疑を認めていますが、井上容疑者は”自分が費用を見積もって計算した”という趣旨の供述をして、容疑を否認しています。
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