大阪市住之江区のマンションで10日、津波を想定した訓練が行われました。
一斉メールで住民の安否を確認する独自のシステムも導入されています。
【マンションに響く非常放送】
「ただ今、大阪湾に大津波警報が発令されました」
訓練が行われたのは、大阪湾の河口から2キロほど離れた場所にある「ファミリートーク新北島」です。
住民たちは大津波警報が発表されると、ドアに安否を知らせるシートを張り、5階以上に避難します。
そして、それぞれの階で決められている防災リーダーが、一軒一軒状況を確認して回ります。
また、今年から導入した「災害時メール安否確認システム」のテストも行われました。
管理組合のメンバーが自家発電機を使って住民に一斉メールを送信。
返ってきた情報はマンションのホームページで確認することができます。
【ファミリートーク新北島管理組合・加治屋直喜さん】
「家にいない子供・父親がどうなっているのか、津波は24時間、36時間じっと待つしかないわけで、そのときインターネットは使えるだろうから、できる限りのことはしようじゃないかと思った」
訓練には、マンションの9割の住民が参加したということです。
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