大阪市中央区の路上で２人が刺され殺害された通り魔事件で、逮捕された男が包丁を買ったのは事件の直前だったことがわかり、警察は「自殺しようと思った」という男の供述は嘘だとみて調べています。
凶行から一夜明けた現場には、多くの人が献花に訪れました。
【献花した人】
「悔しくてたまらない。残念としか言えない…」
10日午後１時頃、大阪市中央区東心斎橋の路上で、男女２人が突然、包丁を持った男に刺され殺害されました。
亡くなったのは、東京都東久留米市の音楽プロデューサー、南野信吾さん（42）と、大阪市中央区で飲食店を経営する女性の佐々木トシさん（66）。
２人を刺したとして、殺人未遂の現行犯で住所不定・無職の礒飛京三容疑者（36）が逮捕されました。
【目撃者】
「最初、僕が行った時は、下の人が助けてくださいと言っていて、馬乗りになられて刺されていた。（礒飛容疑者は）無言で、僕が見ているだけで20回か30回は刺していた」
目撃者によると、礒飛容疑者は南野さんを刺した後、約40ｍ離れたところで自転車に乗って逃げようとしていた佐々木さんを背後から襲いました。
【目撃者】
「おばさんが犯人の方向に行ったから『おばちゃん、あかん逃げ』と言って、おばちゃんが方向転換をするときに後ろから刺された」
その後、倒れていた南野さんのところに引き返し、さらに刺したところを取り押さえられたということです。
礒飛容疑者と面識がなく、突然、襲われた２人。
南野さんは、自らが立ち上げた音楽レーベルの５周年ライブツアーのために大阪に来ていて、機材を現場近くの会場まで運び、駐車場に車を止めた直後に襲われたとみられます。
【南野さんの同僚】
「『音楽は素晴らしいものだ』、『いい音楽っていうのは人には必ず伝わる』と言っていた。恩人なので悔しくてなりません」
一方、佐々木さんは、通っていたスポーツジムから帰宅する途中に襲われたとみられます。
【佐々木さんを知る人】
「面倒見がよくて優しくて、上品な方。本当に信じられない」
「２
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