和歌山県は、大地震による津波からの避難路を確保するため、倒壊の恐れがある建物の改修や撤去を求めることができる全国初の条例案を議会に提案しました。
条例案では、大地震の際に津波の浸水が想定される地域の中で、特に重要な避難路を知事が「特定避難路」に指定します。
そして、倒壊して道を塞ぐなど避難に支障をきたす恐れがある周囲の建物については、所有者に耐震改修や撤去などの措置を勧告できるとしています。
従わなければ行政代執行の対象になる踏み込んだ内容で、職員が建物の立ち入り調査を行える規定も盛り込みました。
県によりますとこのような条例案は全国でも例がないということで、可決されれば来年4月に施行されます。
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