福井県の大飯原発3号機、4号機の再稼動を政府が正式決定し、着々と準備が進むなか、電力の供給を受ける関西からは様々な意見が出ています。
経済産業省の枝野大臣は18日、関西電力の八木誠社長と面会、再稼働に向けた作業工程を確認し、安全対策の徹底を指示しました。
【枝野幸男経済産業大臣】
「いよいよ夏本番を迎えるにあたって、大変ひっ迫していることは間違いありませんがそのことによって安全を確認しながら再起動するというプロセスが拙速になってはいけない」
政府が福井県の大飯原発3号機、4号機の再稼動を正式決定したことを受け、関西電力は運転に向けた作業に着手しています。
3号機の発電が始まるのは早くて来月4日、4号機は早くて来月20日になる見込みで、2基ともにフル稼働するのは最短で来月24日になります。
【関西電力・八木誠社長】
「今回安全を確認して頂いたプラントでございますので、引き続き、現行の法体系の下で13ヵ月運転というのがあるので、その方向で運転させていただきたいと思っています」
13ヵ月後の定期検査まで稼働させると明言する関西電力、政府も「再稼働はこの夏を乗り切るためだけに限定していない」と表明しています。
これに対して「限定的稼働」を主張する関西の自治体は、改めて釘を刺します。
【橋下徹大阪市長(16日)】
「暫定的な安全判断なんだから、(夏だけの)限定稼働が当たり前」
【松井一郎大阪府知事(18日朝)】
「国民の皆さんが絶対安全ではなくなった原発に対しての声を発信していくことが重要」
【山田啓二京都府知事(18日午後)】
「事故を起こさないようにする対策はある程度取られたと思う、問題なのは事故が起きた時の対策がとられていない」
また、原発で作られる電力の供給を受けることになる関西に住む人たちからも様々な声が。
【街の人】
「(節電で)仕事の効率も落ちている。再稼働してもらった方がいいかなと」
「節電しないととか、企業がどうだとか、産業がどうだとか、なし崩しみたいなところがある」
大飯原発から3
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