国内最大級の恐竜「丹波竜」の発掘調査が行われている兵庫県丹波市で、新たに恐竜の下顎の骨が見つかりました。
今回見つかった下顎の骨の一部は、縦およそ6センチ、長さおよそ16センチで、歯が生えていた「歯槽」もはっきりと残っています。丹波市では6年前から発掘調査が行われていて、1億1千万年前の地層から全長十数メートルの国内最大級の恐竜「ティタノサウルス形類」の胴体の骨や歯などが見つかり、「丹波竜」と呼ばれています。下顎の骨の一部は発掘開始当初に掘り出されていた岩を丁寧に調べたところ見つかりました。
【兵庫県立人と自然の博物館・三枝春生主任研究員】
「日本ではこの類の恐竜の下あごが発見されたのは初めて。世界的にも30数例しかないということで、非常に珍しいです」
今回の発見は丹波竜の生態解明につながるということです。
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