祇園祭の山鉾の一つ「船鉾」のご神体に取り付けられる神面の無事を確かめる儀式「神面改め」が行なわれました。
船鉾が保存されている町会所では、羽織袴姿の町衆が祭の無事を祈ったあと、神面が納められた箱のひもが解かれました。
古くから伝わる儀式は、神面に息がかからないよう懐紙を口にくわえて進行されます。
神面は、船鉾のご神体・神功皇后像に着けるお面で、室町時代に作られた「本面」と江戸時代に作られた「写し面」があり、祭本番には「写し面」が使われます。
神面が披露された時間は25秒あまりと、今年も一瞬のうちに面の無事が確かめられ、「神面改め」の儀式が終わりました。
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