大阪のシンボル・通天閣が開業から100周年を迎えました。
苦難の歴史を乗り越えて、今、空前の賑わいをみせています。
3日で100歳の誕生日を迎えた通天閣。
長い歴史を支えてきた2代目「ビリケンさん」とともに、関係者たちが100周年を祝いました。
【通天閣観光・西上雅章 社長】
「胸が高まる思い。感激している。おめでたいこと。歴史の1ページを飾った」
通天閣は明治45年7月3日、大阪市が計画した娯楽都市「新世界」とともに開業しました。
その後、火事によって一度は姿を消しますが、「通天閣がないとアカン!」という新世界の人たちの声を受け、昭和31年に再建されました。
3日は100周年を記念して、入場客に100円がキャッシュバックされ、通天閣の歴史を綴った号外が配られました。
黄金色にリニューアルされた展望台では、新しい幸福の神・3代目のビリケンさんが「200周年まであんじょうたのみますわ」と観光客を出迎えます。
【来場客】
「100周年の初日ということでどうしても、と。雨の中を来た。学校卒業して昭和34年以降初めて(来た)。全然風景が変わっている建物も変わってる。当時これだけのビルも無かった」
「初めてです。ユーモアな雰囲気が、楽しませようという雰囲気が漂ってる。嬉しいです。記念すべき日に来られて」
いつの時代も、大阪人の心意気を発信し続けてきた通天閣。
今は串カツブームなどの後押しを受け、創業期を除けば過去最高の年間120万人が訪れています。
空前の盛り上がりの中、次の100年への第一歩を踏み出しました
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