乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故で、JR西日本が被害者に対して、現場マンションの一部を保存する考えを示したことが分かりました。
2005年4月、兵庫県尼崎市でJR福知山線の快速列車が脱線した事故で、列車が衝突したマンションはJR西日本が買い取り、そのまま残されています。
このマンションについて、JR西日本は被害者に対するアンケートの中で、事故の悲惨さを伝える証として、一部を保存する考えを示したことが分かりました。
【長女を亡くした大森重美さん】
「事故の風化防止にする。イメージ的には、広島の原爆ドームのように残したらと考えている」
一方、被害者の中にはマンションの撤去を求める意見もあり、JR西日本は、今後意見を集約しながら、議論を続けることにしています。
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