大阪市交通局は、職員の給与を来月から平均16%カットすることで労働組合と合意しました。
大阪市交通局は10日午後、労働組合と団体交渉を行いました。
交通局はバス事業で多額の累積赤字を抱えていて、橋下市長の指示のもと、給与を最大20%カットすることを労働組合に提案していました。
しかし、労働組合は「生活への影響が大きすぎる」と反発し、最終的に夏休みの日数を1日減らすかわりに、カット幅を最大19%、平均16%にすることで妥結しました。
【大阪交通労働組合・中村義男委員長】
「労使関係がわるくなると分限免職(=解雇)に発展しかねない。雇用の確保が大事にということでカット案を飲んだ」
給与カットは来月から実施され、42億円の人件費が削減される見込みです。
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