15日朝早く、京都市と亀岡市で局地的に大雨が降り、住宅が浸水したり、壁が壊れたりする被害が出ました。けが人や行方不明など人的な被害の情報は確認されていません。
【自宅が浸水した人】
「何も物を出せんかった。逃げるのに必死やった」
京都市北区衣笠開キ町では、紙屋川の砂防ダムから水があふれ、周辺の集落が水に浸かりました。警察や消防が孤立状態になっていた住民をボートなどで助け出しました。
【自宅が浸水した人】
「午前4時半頃には一気にたまってきた。しゃあないったらしゃあないけど、悲しいね」
京都市の北区と西京区、そして亀岡市付近では、推定で1時間に90ミリの猛烈な雨が降り、京都地方気象台は「記録的短時間大雨情報」を出しました。
この大雨で京都市内では北区と右京区を中心に床上浸水が43軒、床下浸水が46軒確認されていて、保津川沿いのトロッコ列車も沿線で土砂崩れの恐れがあるため運休となりました。運転再開は19日の予定です。
また、亀岡市でも床上・床下合わせて80軒の浸水被害が出ているほか、亀岡市曽我部町で住宅の裏山が崩れ、住宅1軒が半壊、2軒の壁などが崩れました。
【半壊住宅の住人】
「心配なんでずっと起きていて、雨戸を開けて上の方を見ていたら音がしてきたんで、慌てて雨戸を閉めたが、足元から掬われるような感じだった」
雨は午前中にやんでいますが、浸水被害にあった地域では住民たちが後片付けに追われています。
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