堺市で67歳の女性が行方不明になっている事件で、女性の現金を引き出したとして逮捕された男が、女性の遺体を棄てたと供述し、河内長野市の山中から骨が多数見つかりました。
男はこの女性の殺害のほか、象印マホービン元副社長の殺害についても認める供述をしているということです。
河内長野市の滝畑ダム付近の山で行われた14日の捜索で警察は、人骨とみられる骨を多数発見しました。
捜索は、堺市の無職・西口宗宏容疑者(50)の「女性の遺体を棄てた」という供述をもとに本人立ち合いで行われました。
西口容疑者は、堺市の主婦・田村武子さん(67)の口座から現金5万円を引き出した疑いで今月6日に逮捕されています。
田村さんは先月5日、「買い物に行く」と家族に伝え家を出たあと行方不明になっていて、堺市内のショッピングセンターの防犯カメラには、田村さんの後を付ける西口容疑者が映っていました。
そしてこの日、田村さんの車は、1時間程度で堺市から河内長野市に向かい、再び堺市に戻っていたことが分かっています。
その車の動きと一致するように、ショッピングセンターから南およそ7キロ離れた山林で、田村さんの持ち物と西口容疑者の唾液がついた遺留品が見つかりました。
そして14日、そこからさらに南におよそ6キロの滝畑ダム付近の山で骨が見つかったのです。
田村さんの現金を盗んだ容疑で逮捕され、全面否認を続けてきた西口容疑者が、殺害などを認める供述を始めたのは13日夜でした。
警察は、滝畑ダム周辺での捜索を行ってきましたが、西口容疑者の自供に基づいて14日朝から本人を立ち会わせてさらに捜索を行い、西口容疑者が指示した場所から骨が見つかりました。
骨は、大きいもので10センチから20センチくらいで、地表に置かれたような状態で多数見つかったということです。
西口容疑者は、田村さんを殺害したことも認めていて、警察は見つかった骨を鑑定し、身元や死因について詳しく調べることにしています。
また、この他にも、西口容疑者の新たな供述が分かりました。
西口容疑者は、今月1日に堺市内で殺害さ
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