奈良市が民間業者に業務委託している学校の校務員との契約が違法であるとして、労動基準監督署が市に是正指導をしていたことが分かりました。
奈良市は40の小中学校や幼稚園の校務員の仕事を「奈良県ビルメンテナンス協同組合」に委託していて、校務員は委託の際に交わされた契約書に記されている仕事を行なうことになっています。
しかし、2つの小学校の校長らが契約書に記されていない仕事を校務員に直接指示していた疑いがあることが分かり、労働基準監督署は今年6月「労働者派遣法に違反している」として市に是正指導を行いました。
これを受けて奈良市は今月から契約書に業務の内容を詳細に記したということです。
奈良市は「今後、どのような雇用形態が望ましいか検討する」と説明しています。
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