文楽協会への補助金をカットする問題で、大阪市の橋下市長は協会側との話し合いを断念する考えを示しました。これにより、今年度の文楽協会への補助金は支出されない見通しとなりました。
大阪市は文楽協会への補助金について今年度3900万円を計上していますが、橋下市長は技芸員が公開の場での意見交換に応じなければ全額カットする方針を示しています。しかし、文楽協会は23日「公開での意見交換には応じられない」という見解を文書で市に伝えました。これを受け、橋下市長は今朝、これ以上、文楽協会との交渉を進めない考えを示しました。
<橋下徹大阪市長>「僕が問題意識を持ったことに関して公開のヒアリングができないなら税の投入はできません。非常に残念です」
文楽協会への今年度の補助金は全額カットとなる可能性が強まり、今後の運営に大きな影響が出ることも予想されます。
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