入れ墨調査の回答を拒否したとして、大阪市が戒告処分にした男性職員が、処分の取り消しなどを求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは大阪市交通局の54歳の男性職員です。
大阪市は今年5月、約33000人の職員に対し入れ墨の有無を尋ねる調査を実施しましたが、回答を拒否した職員6人について戒告処分を命じました。
男性職員は「入れ墨の調査は職務と全く無関係で戒告処分は違法」などとして、処分の取り消しと約500万円の損害賠償を求めています。
【原告の男性職員】
「他の誰にも不利益を与えていないにも関わらず、アンケートは人を必要以上におとしめるものではないかと疑問が沸きました。アンケートとは名ばかりの踏み絵にしか思えません」
大阪市は「訴状の内容を確認していないのでコメントできない」としています。
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