胃がんを患っていた男性が奈良県の病院で胃潰瘍と誤って告知され、その後、死亡したとして、遺族が病院側を相手に約1億4000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えによりますと、奈良県に住んでいた石田政裕さん(53)はおととし、大和高田市の土庫病院で検査を受けた際、胃がんと診断されました。
しかし副院長が誤って前の病院での検査結果を元に、石田さんに「胃潰瘍」と説明したため1年後に人間ドックを受けるまで胃ガンとわからず、今年7月、末期ガンで死亡しました。
遺族は「治療が遅れなければ治っていた」として病院側を相手に約1億4000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
土庫病院は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
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