台風12号による大雨で多くの犠牲者が出た奈良県五條市の宇井地区では、大規模な土砂崩れが起きた現場で「追悼の集い」が開かれました。
7人が死亡し、今も4人が行方不明となっている五條市大塔町宇井地区。
今年9月の台風12号による大雨で対岸の山が崩れ、集落の半分近くが呑み込まれました。
年が変わる前に犠牲者を弔いたいと地元の自治会が開いた「追悼の集い」には住民ら約150人が参加し、献花台に花を手向けました。
【住民】
「あの山に向かってなにか言えと言われたら、『バカやろう』と言いたい。(犠牲になったのは)兄弟のように付き合ってきた人ばかりだから」
被害の発生から3ヵ月以上が経ちましたが、宇井地区には今も避難勧告が出されています。
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