和歌山県かつらぎ町では、お正月の縁起物串柿作りが最盛期を迎えています。
葛城山の麓にあるかつらぎ町の四郷地区では、江戸時代から串柿が作られていて、今では全国生産の6割以上を占めています。
使われるのは渋柿で皮をむいた後「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(6個)まじく」と縁起を担いで、竹串の外側に2個ずつ、真ん中に6個、合わせて十個を刺します。
その後、約1ヵ月北風にさらして乾燥させると串柿が出来上がります。
最近では串柿をお正月に飾る家庭が少なくなっていることから半分の5個刺しの串柿も増えているということです。
串柿は、来月下旬に全国各地に出荷されます。
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