兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、男性の遺体を海に捨てたとして逮捕された角田美代子容疑者の親族が、男性の母親の遺体についても「兵庫県内の海に捨てられている」と供述していることがわかりました。
角田美代子容疑者(64)は、同居していた橋本次郎さん(当時53)の遺体をドラム缶に入れて岡山県の海に捨てたとして、親族7人とともに死体遺棄の疑いで逮捕されました。
美代子容疑者の周辺では、これまでに5人が遺体で見つかっていますが、ほかに4人が行方不明になっています。
このうち、25年前に行方が分からなくなり、6年前に失踪宣告が出ている橋本さんの母親の遺体について、逮捕された親族が「兵庫県内の海に捨てられている」と供述していることがわかりました。
また、他に行方不明になっている人のうち、3人の遺体が見つかった尼崎市の住宅に住んでいた皆吉ノリさん(88)の遺体についても、親族が「高松市に捨てられた」と供述していて、警察は今後、具体的な場所を特定し、全容解明を目指す方針です。
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