兵庫県神河町の職員による贈収賄事件で、警察は職員が出向していた県の土木事務所を家宅捜索しました。収賄の疑いで逮捕されたのは、兵庫県神河町建設課の係長、平野禎智容疑者(47)です。また、神河町にある「植野建設」の経営者・植野和雄容疑者(63)と妻の律子容疑者(59)が贈賄の疑いで逮捕されました。平野容疑者は県の姫路土木事務所に出向していた去年3月、県道の改良工事の入札で植野建設が落札できるよう最低落札価格を教えた見返りに、現金およそ30万円を受け取った疑いがもたれています。この工事には19の業者が入札しましたが、植野建設が4000万円あまりで落札していました。3人とも容疑を認めているということです。警察は他にも現金の受け渡しがなかったかなどを詳しく調べる方針です。
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