去年10月、大阪府貝塚市で定時制高校1年の男子生徒が自殺した問題で、警察は男子生徒にひったくりを指示したとして同じ中学に通っていた19歳の少年の逮捕状を取りました。
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「死にたくない、死ぬのは怖い」。
定時制高校1年生だった川岸朋之さん(当時18)は、去年10月、携帯電話にメモを残し、貝塚市内の空き地で首を吊って自殺しました。
メモには、「16日までに38000円は無理や」などと、川岸さんが金銭を要求され、いじめを受けたことを示す内容が残されていました。
文面の中で川岸さんは、同じ中学校に通っていた少年(19)を「呪う」と名指ししていました。
警察が捜査したところ、この少年(19)が、3年前、泉佐野市内の路上で、川岸さんと少年2人にひったくりをさせた疑いが強まり、警察は、窃盗教唆の疑いで少年の逮捕状を取りました。
少年(19)は、3人のうちの少年1人に電話をかけて、「なんでも悪いことしたら金集まるやろ」などとひったくりの指示をしたということです。
調べに対し少年は、「そんなん言った記憶がない」と容疑を否認しています。
警察は、この少年が、一連の問題の主犯格とみていて、川岸さんの自殺との関連も調べる方針です。
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