大阪府和泉市では、来年の干支にちなんだ「辰」のガラス細工作りが最盛期を迎えています。
ガラス細工は和泉市の地場産業で、この製作所では毎年、干支にちなんだ置物を作っています。
色とりどりのガラス棒を800度のバーナーで溶かしながら、手先の感覚を頼りに龍の髭や角・爪など細かいところまで一つ一つ丁寧に作り上げていきます。
全てが手作りのため、風合いも表情も違い、ガラスでありながらどこか温かさが感じられます。
「辰」は緑や黄色・ピンクといった縁起がよいとされる色で仕上げられ、運気が上がるよう願いを込め、顔は上向きになっています。
この縁起物のガラス細工は、年末までにおよそ2000個が作られ、全国の小売店などに出荷されます。
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