自殺した大阪市立桜宮高校の男子生徒が部活動の顧問から体罰を受けていた問題を受け、橋下市長は大阪市教育委員会に対し、桜宮高校の全ての教員を入れ替えるよう求めました。
【橋下徹大阪市長】
「（桜宮高校の）これまでの流れを断ち切るには最低限普通科の入試をやるにしても校長を始め教員は全員入れ替えてもらわなければ困る」
橋下徹大阪市長が強調したのは、大阪市立桜宮高校の”入試を行う条件”です。
桜宮高校では、体育科に在籍していた男子生徒（１７）が自殺し、部活動の顧問による日常的な体罰が明らかになりました。
橋下市長は、「体罰を容認してきた桜宮高校のクラブ活動のあり方を断ち切るべき」と話し、大阪市教育委員会に対し来月に予定される体育科とスポーツ健康科学科の入試の中止を求めています。
さらに、橋下市長は、普通科の入試についても「校長や教員を全て入れ替えることが条件だ」と教育委員会に要望しました。
橋下市長は、「最低でも体育系クラブの顧問を全て入れ替えてほしい。変わらなければ、来年度の桜宮高校の体育教師の人件費の予算を執行しない」と話しています。
教育委員会は、「教育の継続性の観点から支障が大きい」と難色を示しています。
【橋下徹大阪市長】
「（教育委員会の言う）継続性なんて、言語道断。ここで譲ったら子どもたちのために絶対ならない。今までの桜宮高校を前提に志望し、目指していたのであれば、それはやめてもらわなければ」
大阪市立中学校の校長会は、１７日、桜宮高校の体育系の２つの科の入試を行うよう求める要望書を大阪市教育委員会に提出しました。
【大阪市立中学校の校長】
「（桜宮高校の）体育科を目指して部活動を３年生まで続けながら勉強とやってきたので子供のことも考えてもらいたい」
【大阪市立中学校の校長】
「子どもたちがこれから進路を変えるのは厳しい３年間、桜宮高校を目指して頑張ってきた子どもたちの将来を奪う結果になるのではという心配が中学校としてはある」
【橋下徹大阪市長】
「（体育科入試の中止に反対する校長は）教育者失格でしょ高校
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