今は失われてしまった昭和の街並みや人々の暮らしぶりを再現した模型の展示会が、大阪市内の百貨店で開かれています。
「桶いらんかね~」。
そんなやりとりが聞こえてきそうな雪国の市場。
昭和30年ごろの風景です。
今は見かけることが少なくなくなった駄菓子屋は、当時子どもたちのたまり場でした。
大阪の高島屋では、昭和30年以降の街並みや人々の暮らしぶりを再現するジオラマ作家・山本高樹さん(48)の個展が開かれています。
今は失われてしまった風景が、すべて木や粘土、プラスチックで再現されています。
【訪れた女性】
「『こういうのあったよね』と誰かと話したいくらい懐かしいです」
【訪れた男性】
「少年時代を懐かしいと思う。疎開に行ったりね。そういう苦労をしておじいさんになりました」
時代は飛んで、こちらは今の通天閣界隈。
ソースに串カツを二度づけした巨人ファンに、阪神ファンの男性がけんかをふっかけている様子だそうです。
この展示会は来月5日まで開かれています。
【山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展】
・大阪高島屋7Fグランドホール
・2月5日(火)まで
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