兵庫県豊岡市の城崎温泉では、来年のえとの「たつ」を麦わら細工で描いた絵馬作りが行われています。麦わら細工は城崎温泉に江戸時代からつづく伝統工芸です。顔料で染めた麦わらをシートのように張り合わせたものから「たつ」の絵を切り出し、モミの木の板に貼り付けます。「たつ」は、緑と朱色、黄色の3種類で体に金箔をあしらっています。今年は東日本大震災などの災害があっただけに新しい年は光が差す一年になって欲しいとの願いを込めて作られています。この絵馬は200枚ほど制作され店頭で販売されるほか各地に郵送されます。
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