滋賀県大津市の越直美市長は、いじめを受けていた市立中学校の男子生徒が自殺した事件を踏まえ、対策について文部科学相に要望書を提出しました。
越市長は文部科学省を訪れ、下村文科相に面会し、2011年10月に大津市で自殺した男子中学生(当時13歳)がいじめを受けていた事件の第三者委員会報告書と要望書を提出しました。
越市長は、いじめが起きた際に第三者委員会の設置を義務付けることや、遺族への配慮などの対策を求めたほか、教育委員会制度の見直しを訴えました。
【越直美・大津市長】
「教育委員会制度自体についての改正の議論がされる中で、もっと責任と権限の所在が一致した制度にすべきではないかと思っている」
下村文科相は要望について「国会でも議論していきたい」と話したということです。
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