中国から飛来する微小粒子状物質「PM2.5」について、大阪府の松井知事は、「中国環境汚染注意報」などを発信する考えを示しました。
大気汚染や健康被害の原因となる「PM2.5」は、先月以降、九州のほか大阪などの近畿でも国の基準を上回る濃度が観測されていて、国は観測地点を倍増するなど対策を強化する方針です。
大阪府では、「情報が探しにくい」という利用者の指摘を受け、ホームページのトップから観測情報に入れるように改善しました。
また、府は、国の基準を超えた場合、独自に情報を発信して注意を呼び掛けることを検討しています。
【松井知事】
「光化学スモッグの警報・注意報みたいに、『中国環境汚染注意報』などで周知していくしかないのかなと思う」
大阪府は、去年まで7か所だった観測地点を40か所に増やしていて、今後も監視を強める方針です。
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