経営再建中のシャープの労働組合が、ことしの春闘で電機メーカーの労働組合で作る「電機連合」の統一闘争から離脱する方針を固めました。
シャープは、今年3月期の決算が4500億円の赤字となる見通しで、夏のボーナスは1ヵ月分とすることですでに労使で合意しています。
これに対し電機連合では、夏のボーナスは年間4ヵ月以上という統一の要求水準を掲げています。
関係者によりますと、シャープの労働組合は、電機連合と足並みをそろえるのは難しいと判断し、ことしの春闘では、統一闘争から離脱する方針を固めたということです。
一方、定期昇給の維持については、経営側に独自に要求する方向で検討しています。
シャープは去年10月から一般社員の月給を7%削減していて、定期昇給の実施も難しい状況が続いています。
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