大阪市立桜宮高校で男子生徒がバスケットボール部の顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、大阪市教育委員会は13日、この顧問を懲戒免職にしました。
懲戒免職になったのは、桜宮高校のバスケットボール部顧問の47歳の男性教師です。
大阪市教育委員会によりますと、男性教師は生徒に対する暴力を指導の一環と考え、部員に対し日常的に平手打ちや足蹴りなど行っていました。
また去年12月18日と22日にバスケットボール部のキャプテンの男子生徒に体罰を加え、男子生徒は翌日、自殺しました。
教育委員会は「顧問の体罰が男子生徒を自殺に追い込んだ要因の一つ」と関連性を認め、この男性教師を懲戒免職処分にすると決めました。
大阪市の職員基本条例では、日常的な体罰を行った教職員について「免職または停職」と規定していますが、大阪市教育委員会が体罰を理由に教職員を懲戒免職処分にするのは今回が初めてです。
【桜宮高校の生徒】
「一人自殺したので(免職は)仕方がないと思う」
「クビではなく(停職)何ヵ月間とかでいいと僕は思います」
また教育委員会は、2年前に体罰で停職処分になった桜宮高校の男子バレー部の35歳の男性顧問についても、去年11月に再び体罰を行ったとして、停職6ヵ月の懲戒処分にすることを決めています。
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