動物に対する卑劣な犯罪です。
京都府福知山市で、動物園に侵入した5人組がサル山に花火を投げ込み、数匹のサルがやけどを負いました。
防犯カメラが、犯行の様子を捉えていました。
福知山市動物園のサル山には、26匹のニホンザルが飼育されています。
サルたちの顔には、黒く焦げた痛々しいやけどの痕が…。
事件は今月3日の早朝に起きました。
【二本松俊邦園長】「火つけて投げとる」
サル山を捉えた防犯カメラの映像には、3日午前6時すぎ、導火線に火をつけたロケット花火や打ち上げ花火が投げ込まれる様子が映っていました。
花火はサル山の下の方を執拗に狙って、何十発も投げ込まれています。
その先にあるものは…。
【記者リポート】「サルは夜の間、サル山の下にある穴の中で休んでいますが、防犯カメラには5人組が穴を目掛けて執拗に花火を投げる様子が映っていました」
寝込みを襲われたサルたち。
少なくとも2匹がやけどを負っていて、動物園は他のサルにも被害がないか詳しく調べています。
【訪れた子ども】「けがしたサルもいるし、残酷」「怖かったと思う」
【二本松園長】「こんな事件は初めてでびっくりしている。一方的に、何もしないものをなぶり殺しにするようで、あまりにもかわいそう」
園内の防犯カメラには、5人組の犯人が映っていました。
警察は、器物損壊と建造物侵入の疑いで捜査を開始。
園内に複数ある防犯カメラの映像を分析し、現場に残された花火の燃えカスから、犯人の手掛かりを詳しく調べています。
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