関西電力の原子力発電所を稼動させるかどうかを大阪市民の投票で決めることを目指す署名活動が行われていましたが、最終日の9日までに、5万人分の署名が集まりました。
投票実現に向け第一関門をクリアです。
【市民グループ・今井一事務局長】「私たちは原発の問題というのはこれまで、立地先の問題、福井や福島や新潟の問題だということで、まるで大阪や京都や神戸は関係ないという風な姿勢・態度をとってきましたけど、大量消費地の人間がこれに関わっていく責任と権利の両方があると私たちは考えました」
先月から大阪市民の署名を集めていた市民グループが9日午後、記者会見。
法律で決められた有権者の2%を超える、約5万人分の署名が集まったと発表しました。
目的は、関西電力の原子力発電所を稼動させるかどうか、大阪市民が決める市民投票を行うことです。
署名集めの期限は1カ月間でした。
市民投票の実現には4万2670もの署名が必要でしたが、認知度が低く、住所・氏名の記載と捺印が必要なことから集まるペースは遅く、目標達成は難しいという声も挙がっていました。
しかし、草の根の地道な活動で徐々に風向きが変わり、街で署名に応じる人が増えていきました。
【署名した人】「原発というのは電気の問題だから生きることと密接に関係しているし。生き死にの問題なので自分たちで決めていくのは凄い大切かなと思います」
【署名集めをする人】「最初、難波の高島屋でやった時は2時間で3筆くらいしか集まらなかったんですけど、今はもっと行ってるかなと思いました」
目標達成を目前にし、迎えた7日の夜。
締め切りの2日前にして、必要な署名数に達しました。
【今井一事務局長】「残り1週間で伸びるとは思っていだが、ここまで伸びるとは思っていなくて感激しています。みんなで市民投票で決めましょうということに反応してくれた人たちが本当に多かったです」
最終的に、署名は5万数千人分にまでのぼるとみられています。
今後、選挙管理委員会がチェックし、有効な署名数が足りていた場合には、市民投
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