京都の南座では、人気歌舞伎役者が一同に揃う「吉例顔見世興行」を前に、役者の名前が書かれた看板を飾る「まねき上げ」が行われました。
京都・南座の前には朝から大勢の人が集まり、出演する役者の名前が書かれたまねき看板が上げられる様子を見守りました。
「まねき」とは、顔見世興行の期間に芝居を宣伝する手法として江戸時代に登場した看板で、「勘亭流」と呼ばれる独特の書体で、書かれています。
まねきが上がると関係者らが清めの塩をまいて、興行の成功を祈りました。
ことしの顔見世は4代目市川猿之助さんや9代目市川中車さんの襲名披露を飾る公演で、人間国宝の坂田藤十郎さんなど東西の人気役者が勢揃いし、豪華な舞台が繰り広げられます。
吉例顔見世興行は11月30日から行われます。
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