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食肉偽装事件 再審で一部無罪判決

8年前の牛肉偽装事件で有罪判決が確定した食肉卸売業「ハンナン」グループの元従業員に対するやり直しの裁判で、大阪地方裁判所は一部無罪を言い渡しました。 ハンナングループの元従業員(71)は国のBSE対策が悪用された牛肉偽装事件に絡み、元会長の浅田満被告(73)から指示を受け、経理書類をシュレッダーで裁断したほか、別の書類も自宅に隠したとして有罪判決が確定しました。 しかしその後、裁断したはずの書類が浅田被告の自宅などで見つかり、大阪地方裁判所が裁判のやり直しを決めていました。 16日の判決で大阪地裁の和田真裁判長は「経理書類の大半が残っている以上、シュレッダーで裁断されたとみるのは無理がある」として一部を無罪としました。 その上で、別の書類を自宅に隠した罪は認め、確定判決より軽い懲役6ヵ月・執行猶予3年を言い渡しました。 (確定判決は懲役1年・執行猶予3年) 判決は、最高裁判所で審理が続いている浅田被告の裁判にも影響を与えることが考えられます。

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