東京大学の懇談会が、入学の時期を「秋」に全面移行すべきとする中間報告をまとめました。
「秋入学」は海外の主流で、国際競争力を高めることが狙いですが、関西の大学はどう動くのでしょうか。
【東京大学の日本人学生】「国際化するのは、とても刺激になるのでいいことだと思う」
東京大学「入学時期のあり方に関する懇談会」。
その中間報告で、9月や10月の「秋入学」への全面移行を求めています。
就職や大学院進学は春のままなので、学生生活はあわせて1年間延びます。
国際的には秋入学が主流で、留学生や教員の交流など、海外との人材の流動性が高まり国際競争力が増すといいます。
この動きは関西にも広がるのでしょうか。
京都大学では・・・。
【日本人学生】「東大がやるんだったら(京大も)やるんだろうな・・・。留学はしたいと思っているので、そっちの方が都合がいい」
【日本人学生】「やれグローバル化だとなされた政策は、ふたを開けたら結構軽薄に終わる。流行に惑わされがちでは」
【外国人留学生】「留学生と日本人学生の交流がより深まると思う。素晴らしい」
【外国人留学生】「日本的要素が薄まるかもしれない。日本の独自性を保つべきだと思う」
京都大学は「入学の時期・入学試験のあり方も含め、今後検討する予定」とコメントしています。
大阪大学では・・・。
【外国人留学生】「秋に入学して秋に卒業したら、次の4月まで待たないと入社できないのがデメリットだ」
【東島清副学長】「東大の報告書が正式に出るので、それを検討して我々の態度を決めたい」
東京大学の報告書では、入学試験を春に行うことで、高校卒業から秋入学までの半年間が自由になり、ボランティアなどの社会経験などを積むことができるとしています。
街の声は・・・。
【料亭の女将】「外国のお客さんも来る。道を聞かれても恥ずかしいくらい。(入学までの半年で)もっと話せるぐらいの実用的な語学の勉強をしたらいいと思う」
【メーカー社長】「3~4月こだわらず途中の入社でも優秀なら受け入れたい
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