奈良地方裁判所で開かれる裁判員裁判を巡り、読売新聞が法律で禁じられている判決前の裁判員への取材を行い、記事を掲載していたことがわかりました。
18日付けの読売新聞奈良版に、追跡中の車両に発砲し、殺人などの罪に問われた警察官2人に対する裁判の裁判員選任手続きに関する記事が掲載されました。
この中で裁判員に選任されたという女性の居住地や職業、年齢とともに感想が報じられました。
裁判員法では裁判員の保護を目的に選任された裁判員への判決前の接触を禁じていて、記事は法に触れるため、奈良地方裁判所も調査を始めました。
読売新聞大阪本社は「チェックミスで掲載した。法の趣旨を十分に理解しておらず、誠に遺憾」とコメントしています。
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